お人形完成しました

京都桃玄

2016年01月25日 13:58

羊の柄が袖口に出るようにします
駆け上がる様が縁起良さそうです



寸法を測って裁断する箇所に
印しをしていきます



和紙を貼り縫製します
いい所に羊の柄がきたと思います



次にお殿様の衣装の縫製

生地を眺めていて思いました
この生地”当り”かも?と



上前身頃部分の「柄合せ」ができました



身頃を横に置き生地を眺め頭の中で
あれこれ巡らせます



あれこれ巡らせ袖、らんを取っていきます





次に唐衣の縫製ですが
どの色柄を何処に出すかを巡らせます
肩山と袖山部分に濃い色が出ないように
した方が良いような気がします



此処↓と



此処↓が袖の裾部分に出れば
可愛いと思います



此処がベストであろうと思う箇所に
線を引き裁断縫製していきます



生地が沢山あるので肩から袖にかけて
柄が続くようにしましょう



次に重ねの色です
上仕立てでの依頼です
基本的に上仕立ては
四枚なんです
重ねが
でも、、、
な~んか締まりが無いなぁ、、、
この色目
そんな気がします



やっぱりもう一枚増やすか 
と重ねの袖を五枚にしてみました



正解ですね
今回は五枚重ねでいきます
勿論私桃玄の判断でやった事なので
追加料金等は発生いたしません



組み上げました
なかなかの出来です



袖裾部分↓





表衣の袖口羊の柄はこんな感じです

小腰(胴部分の蝶々結びした細い生地)も
同じ柄が出るようにしました



お殿様はこんな感じです
片山袖山部分は紫色が中心の色合いで
腹部部分くらいから下は
オレンジ系の明るい色が来るように
縫製してみました



やっぱりこの生地は当りです
上衣上前と身頃の柄が上手く合いました



袖も良い所に柄が来る配置の生地です





あとはマネキを書いて



余った生地で小物入れ?を作りました
処分するのも勿体無いので



気に入ってもらえるように
あれこれ巡らせ作らせて頂きました
如何でしょう?






これからお人形をお考えへ
「形」の変更も可能です
ザックリ感を表現した着せ付けです
勿論追加料金などは発生しません



居の取り付け方も本式に変更可能です



工房ですので様々な手法や価格があります
先ずはお気軽に御連絡くださいませ

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