一日二人迄やねぇ

京都桃玄

2023年10月23日 19:54

超小さいお人形のお殿様の
組み立てをしてる桃玄で御座います



ものが超小さいので袖口の
折り込み作業も大変です
折る幅が細すぎて



ウエスト部分もタックを作るのにも
目打ちで作っていきます
指先が入りにくいのです







着せ付けも殆ど指先作業
何度も言いますが大変です



また腕折りがそれ以上に大変です

何故かと申しますと
得意先さんから二か所曲げて欲しいと
言われているからです



この生地は何んと申しますか、、、
仕事しにくい生地なんです

木胴に沿いにくいと申しますか、、、
ゴムゴムしいともうしますか、、、
それにこの大きさに対して
生地が少し厚めなんです

なので番線を大きさ対し太目を使用してます



このお人形の大きさならば
もうひとサイズ細いのを使うべきなのですが、、、



多分ですがもう人サイズ細い番線を使うと
生地の質と大きさの割に厚め?ゴムゴムしさ?
の為に曲げきらないと思われます

なので思いっきり指先に力を込め曲げます!

肩と肘を落として袖を膨らませます

写真では凄く分かり辛いとおもいます
このひと手間で落ち着いた感じに仕上がります



衿部はこれ以上細く作るのは
もう無理との判断しました

作業が出来ません!
衿をつまむ事が出来ません!



釈迦紐も九番用の物を使ってます
これ以上細い物を使うと
仕上がりに自信がもてません



此処から先仕上げ迄いきたいのですが
石帯がまだ上がって来てませんので
この状態で保管しときます



お人形が小さいので指先と肩に
力が入り過ぎます
組み立ては一日に二人が限界です


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