有職お誂え雛人形工房 京人形司 京都桃玄(とうげん)
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殿の衣装

贅沢に生地を使用した殿の衣装を説明していきましょう
以前の草木染の帯の衣装と基本的には一緒です

殿の衣装


この衣装は本式の柄の合わせを試みました
身頃の柄は四列
袖の柄は三列
縦の柄数は実際の物とは正直違いますが
身頃の柄を四列入れるといゆう事は、、、
私、桃玄の寸法では納まりきれないんです
最低でも肩幅を左右共に三分づつ広げなければなりません!
そうするとお人形バランスが崩れる可能性が高くなります

殿の衣装


袖は身頃を広げた分狭くしなければ腕が長くなります
黒麹塵の衣装が本来の桃玄の寸法です
肩幅が黄櫨染に比べ狭いです

殿の衣装


長年形にし続けた衣装の幅を揃えました
多分ですがこの完成寸法だったら肩から手迄の割合は同じでしょう
問題は身頃の幅を広げた為に胸の「感じ」が変わりそうです
肩幅を広げれば胸に入れる木毛の量が確実に増えます
胴体が大きくなるのではなかろうか?
あとは、、、
なんせ初めての試み
不安は多々有りますがやってみましょ~

殿の衣装


黒麹塵の袖は柄の配置で三列が適当かと縫製しました
勿論、真ん中の柄が合う様に裁断してミシンしました

殿の衣装


身頃の裁断寸法の幅から言えば三列が妥当
身頃とオクミの裁断寸法を考えて縫製しました

殿の衣装


次に釈迦紐を作っていきます
生地をよっていきます

殿の衣装


で、こんなん作ります

殿の衣装


本釈迦紐(ほんしゃかひも)ってやつです

殿の衣装


衿に取り付けます
殿の衣装


今はまだ材料が揃ってないのでここまでです

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更新:2012年08月19日

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