この時期になりますと人形の組み立てに追われます。
桃玄の人形の組み立てを紹介いたします。
袴を履かせた木胴に腕になる針金と木毛を和紙で包んだ腕肉を取り付けます。
人形の腹、胸の厚みを木毛で形成し和紙で包みます。
京都以外の胴はハッポウウレタン等で機械で胴部分を形成している場合もあります。
少し強引ですが右腕をおもいっきり後ろに折り曲げてしまいます。
これも少し強引ですが衣装を着せます。
後ろに折り曲げた腕を元の位置にもどします。
この作業を20年以上して来ましたが、こうして写真に収めて説明すると「ホンマに強引やな~」と、
思い感じます。
肩の部分の隙間にも木毛を入れます。
襟の中心と拝み足の中心を身頃とオク身の縫い合わせがくるように着せ付けます。