有職お誂え雛人形工房 京人形司 京都桃玄(とうげん)
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〒604-8451
京都市中京区西ノ京輿岡町 25-19
TEL 075-462-7745
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衿、、、

毎日うだるような暑さのなか
イーっとなりながら作業を
続けてる桃玄で御座います

お殿様の上衣の衿を作ってるんですが
これがまた、、、

先ず厚紙を切っていきます



んでそれを手ばた織の生地に
貼っていきます



厚紙の箇所を切っていきます

そんで折り曲げるんですが
不織布と生地の間がどーしても
完全接着にしてません



そこを完全に止めるために
ボンドを塗っていきます



厚紙と生地の間を完全に接着後に
また柄の糸が浮いてる部分を
ボンドを塗って止めていくんです



また指でボンドと糸を馴染ませ
アイロンで押さえる、、、



続いて生地の端部分を
内側に折り曲げるんですが

その前に厚紙を張り付けた反対側を
ミシンしなくてはなりません!

なぜこのミシンする必要があるかと申しますと
この衿は三つ折りします
厚紙反対側部分の生地と厚紙が
ちゃんとくっついていないと
キッチリ折り曲がらない可能性があるからです

この厚みの生地なのでキッチリと
締めながら折り曲げないと
締まりがない衿となってしまいます



次は衿端部分を内側に折り曲げるんです

余分な生地をハサミで切って、、、



不織布をはがします



その不織布をカット



糸を抜きます
可能な限り厚みを減らしたいからです



そんで内側に折り曲げます



白糸でバッテンを作ります





もう一度折り曲げ完成です



普通の生地の衿を作る10倍は手間暇かかってます



ボチボチとやってこ、、、

声になるため息をつきながら
作業をしてる桃玄で御座います













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更新:2022年08月03日

肩甲骨内側の筋肉が、、、

お殿様の上衣の縫製にかかる
桃玄で御座います

不織布を貼ってカット後の作業



また織り糸がほどけない様に
ボンドを塗っていきます



それを親指でなじませていきます



身頃も



またそれをなじます



身頃と衽を縫う所も



ボンドして馴染ます





今度は袖です
袖と身頃を縫う箇所に
ボンドを塗って馴染ます



袖と身頃を縫い付けます



衿部分もです
この↓モケモケ部分にボンド



んで指で馴染ませます



長~い欄部分も同じ作業を、、、



身頃と欄を縫い付けます



身頃と欄を縫い合わせた箇所の
このモケモケ部分!
ハサミで切ってボンドを塗って
また指で馴染ませていきます



あ~っ!

ホントに声になります
時間も手間がかかりすぎて



普通の倍かかります、、、
そう言っても手間賃が
倍になるはコトはありません
悲しいですが、、、



肩甲骨内側らへんの筋肉が
イーーッてしてきます!


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更新:2022年07月26日

また不織布カット→アイロン

次は手ばた織のお殿様の上衣の
縫製にかかります

また不織布をカットして、、、



それをアイロンで押さえていきます



とても時間がかかります



その不織布を貼った生地を
地道にカッターで切っていきます



和紙を貼り込んで切ってくより
時間かかります



一枚一枚カットしていくので
時間がかかるんですよね、、、



地道にコツコツとすすようと思う
桃玄なので御座いますface07


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更新:2022年07月21日

手ばた織、、、サンドバックプリーズ!

最強に手間のかかる生地
手ばた織、、、
「サンドバックプリーズ!」と
心で叫んで作業してる
桃玄で御座います

とにかく手間がかかるんです!
この生地



何が手間なのかと申しますと

立糸も横糸も簡単に
ほどけてしまうんです!



袖部分は先ず裏と表の生地を
表合わせでミシンします



そしてひっくり返すんですが

この時に可能な限り摩擦が
生じない様に作業します



可能な限り摩擦をさけて、、、



そ~っと



そ~っと



アイロンで押さえ切った箇所を
ボンドで止めていきます

少しでもこの先の作業がしやすい様に
それと糸が少しでもたるまないように、、、



身頃の背中側がこれまた邪魔くさい



このモケモケ部分ををミシン



そして裏側に倒します



そして背縫いして、、、

このはみ出た糸、、、



この細い糸が冷房や扇風機の風で
宙を舞うんです!

鼻とかまとわりついたらもう
「あーっ!鬱陶しいわー」って声になります



普通の生地で縫製するより
二倍くらい時間かかります

袖部分を取り付ける肩部分も
ボンドで止めて行かなくてはなりません



また小腰部分ですがぁ、、、



この細長い生地の両端をミシン



細いので横糸がその他の部位より
抜けやすいんですよね、、、



立ていとも抜けやすいので
そ~っと五色の糸を通していきます





ボチボチとやっていきます



正直もう出会いたくはない生地です
大変過ぎて、、、

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更新:2022年07月07日

手ばた織!

梅雨は何処へと思いながら
作業をしてる桃玄で御座います

さてと、、、
最強に手間と気を使う生地です
手ばた織↓



何が手間なのかと申しますと
和紙の貼り込みが出来ません

生地の裏側はこんなんです↓



アップで撮影すますと
こんなんです↓



なので不織布を貼ります
業者さんにお願いしたいのですが
高価な生地なので拒否!
なので自分で貼らなければなりません



各種の長さに不織布をカットして
生地に貼っていきますが
これがまた時間かかります
おまけに力もいります



それをカッターで切っていきます





それを袖と身頃と衿と小腰
それぞれカット、、、
凄く時間かかりました



次に縫製なんですが、、、

職人泣かせな生地、、、
正直勘弁してほしい、、、
それほど大変な生地なんです、、、


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更新:2022年06月30日

インデアン?

在庫が有るものから作業を進めてる
桃玄で御座います



久し振りに焼肉に行って来ました
近所の

54歳です
たいして食べられないのですが
やっぱ焼肉最高です!





髪の毛を伸ばしてるんですが
何となく”おさげ”っていうんですか?
やってもらいました^^



何だかインデアンみたいですね

火曜日はまた治療です
少しづつ本当に少しづつですが
回復にむかってます

完治をと信じて治療に取り組む
桃玄で御座います



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更新:2022年06月26日

お殿様の袴を履かせてました

ようやく酷い肩こりを自覚出来る体に
なって来た桃玄で御座います

お殿様の袴を履かせてる桃玄で御座います

木胴に番線を取り付けます



和紙を円錐形になる様折り曲げ
その中に木毛を入れます
足肉ってやつですね
ふわっと入れます

んでそれを番線に刺していきます



足に穴を開け足袋を履かせます



その足に指貫を巻いていきます

この作業の時に小指と薬指を
使わなくてはならないのですが、、、
ちょっとやりにくいですね^^;



番線に取付ていきます
足先迄の寸法を測りながら

足首部分の足袋と指貫の間に
綿を巻き付け指貫をひっくり返します



袴を履かせ股紐の取り付け




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更新:2022年06月23日

お姫様の袴を履かせました

本日も真面目にコツコツと
作業をしてた桃玄で御座います

この前に木胴に巻衿を済ませ
お姫様の袴を履かせてました

膝の部分を作っていきます
木胴に和紙を巻いていきます



そこに木毛を押し込んでいきます
しっかりめに!



袴と膝の間に綿を敷いて履かせていきます



前部分にタックをとり釘で固定



最後にラップを巻きます



次はお殿様の袴を履かせていきます

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更新:2022年06月18日

木胴の組み立て

ミシンと作業机の往復に少し飽きた
桃玄で御座います

木胴の在庫があるだけ組み立て開始

木胴にイグサを差し込みます



そのイグサは一度レンジでチンします
何故かと申しますと
虫の卵が産み付けれらてる
可能性があるからです

タンパク質ってのは55度でしたっけ?
熱を加えると変質してふ化できなくなるらしいです

温度が上がり少しコゲてる箇所もありますが
切り落とす部分なので全く問題ありません



木胴上部に合わせカット



その木胴上部部分に和紙を貼ります



和紙が乾く迄放置



次に衿芯をつけ白衿を巻いていきます





乾いたら袴を履かせていきます


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更新:2022年06月14日

足袋

もうすぐ梅雨やな~
そんなことを思いながら作業してる
桃玄で御座います

今日は足袋の縫製をしてました



表合わせに折りまげて



縫う箇所に印



細かめのミシン幅で縫う



余分な箇所をカットしてひっくり返す



最後にアイロン



簡単です



・・・以上!・・・

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更新:2022年05月31日

前使ってた糊がいいです

ボチボチと作業を進めてる
桃玄で御座います

届いてた生地↓です



また和紙を切って



糊を練って張り込みなんですが
以前にも言ったかもしれませんが
昔から使ってた糊が手に入らなく
なってしまってんです

練っててもな~んか硬いし
和紙に塗っても水と分離しやすくて、、、
余計な手間と気を使ってしまいます



この糊なんですが、、、↓
決して文句を言ってる訳ではありません
洗濯糊であって張り込み用の糊ではありません
粘りがないと申しますか?
伸びがないと申しますか?
やっぱ以前使ってた糊がいいです



今期は早めに生地が送られてきてたので
ボチボチと進められてます



今回の張り込みしてるのは
十番のお姫様の衣装唐衣です






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更新:2022年05月27日

九番表衣

コツコツと作業をこなしてる
桃玄で御座います
今は九番のお姫様の表衣って
衣装の縫製をしてます
そう
この前ハサミでチョキチョキと切ってたの



九番は本当の衣装に近い形で
縫製していきます



今はまだ木胴を組みて立てませんが
その木胴に本当に着せ込んでいけるようにです



またその時が来たら写真載せていきます



少しづつ本当に少しづつですが
手の調子が良くなっていってます
ほっとしてます



この作業がひと段落つけばまた
和紙をカットして張り込みかな?
注文してた生地が届いてますので



無理せずに頑張っていきこう!

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更新:2022年05月20日

また貼り込みから

皆さん大型連休はいかがお過ごし
でしたでしょうか?
私は特に何も用事も無く
家でダラダラと作業したり
テレビをみたりと屋内で
過ごしてた桃玄で御座います

在庫の生地です↓



なかなか可愛い色柄の
生地だと思います



和紙を切って貼っていってました





完全に乾いてからハサミで
切っていくんですが、、、



治療で手の調子が少し良くなって
少し詰めて作業してしまった様です



また手の動きが鈍くなってしまいました



木曜日は治療の予定です
焦らずボチボチ行こか
そんなかんじですね~^^;


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更新:2022年05月09日

手間のかかる生地なのです

大型連休に突入しましたね
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
相も変わらず作業を続けてる
桃玄で御座います



ハサミでチョキチョキと切った生地を
縫製していくのですが、、、

この生地がめっちゃ邪魔くさ・・・   
否!
とても手間をかけなければならない
生地なので御座います

ちょっと写真では
分かりにくいかと思いますが
横糸がスグにほどけてしまうのです



ヘラしてアイロン作業をすると↓
・・・



それをハサミでチョキチョキと



衿部分も横糸がほどけやすいです



これもまた糊で止めていきます



身頃とランを縫い合わせた後に
抜けた横糸をハサミで切って、、、



再度横糸が抜けない様に
糊でいちいち押さえていきます



繊維の細い正絹の糸なので
あっちこっちに引っ付きます



ふわふわ飛んできて
鼻の辺りにひっ付く時もあります

「鬱陶しいねん!」
声になる時があります!



本当に邪魔・・・
否!
手間暇かかる生地なので御座います



・・・ボチボチやっていきます・・・

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更新:2022年05月01日

三つ折り

本日も治療の為に
大阪迄行ってた
桃玄で御座います

さて今やってる作業ですが
単(ひとえ)の三つ折りと言います

先ず生地をヘラします



次にアイロンで折り曲げます



次に糊を塗って行きます
幅は約0,3mm

左側はシャープペンシルの芯です
0,5mmの



切り口が見えないように
またアイロンで折り曲げます







暫くはこの作業が続きます




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更新:2022年04月20日

なかなかないんですよ

真面目にコツコツと作業をしてる
桃玄で御座います



毎年注文のある黒麹塵です



和紙を切って生地に貼って
ハサミでチョキチョキと切って
アイロンしてミシン
俺って器用!
いつも思ってます



雛人形の衣装の縫製って
結構邪魔くさいですよ

かなり特殊な仕事ですよね
きっと



話は変わりますが
ミシン糸がもうすぐなくなりそうです
こんな事なかなかないんですよ
一本の糸を使い切るなんて!
過去に何本使いきった所を見たでしょう?
もう30年以上この仕事をやってますが
そんな私でも珍しい事なんですよ~^^



今期はもう黒糸を使う事は無いかな?
でも確実にその時が来ます
ミシン糸を使い切る時が!

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更新:2022年04月14日

縫製していってます

出来るトコロから順に作業を進めてる
桃玄で御座います



糊幅はミシンの内側に収まるように
和紙に塗って生地に貼っていきます



段々と視力が低下してきてます、、、
チョット見にくくなってきてます^^;



オクミ部分は同じ柄が来るように
貼って行ってます



オクミ部分とはお殿様の
胸の所の事です
下の写真↓の様な所が出ててたら
チョット損した様な気になるのではないか?
そんなふうに思いますので



生地の面積の小さい部分なので
特に高価な生地の時はこの様な
作業をしてます



ん?この生地の柄の配列だとぉ
袖部分が左右対称ぽくなりそうですね
チョット邪魔くさいですが
柄の位置を確認しながら縫製してます







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更新:2022年03月31日

爪切りの手に交換

形にしたお人形の手の
交換してた桃玄で御座います

京製の手です↓



爪が付いてます!
ちょっと見にくいでしょうか?

凄く高価な手です



切って穴を開けますが
高価なためにいまだに緊張します



形にする時の手がこちら↓
形にする時にもしも傷がついたら
取り返しのつかない事にもなりかねません!

なので私は組み立て用の
安い手で形にしていきます



綺麗な手です

爪が付いてるのが分かってもらえるでしょう



最後に扇が持つように微調整



根気と注意力が必要なのです
雛人形職人は、、、


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更新:2022年01月17日

お習字後お姫様の組み立て

真面目に作業をしてる
桃玄で御座います
お殿様の組み立てばかりで
少し飽きてしまい
も袴にお習字を



写真では分かりづらいと思いますは
生地にはわずかな凹凸があります



それをアイロンで押さえ
筆で書ける程度に平にします



それからお習字です



それからお姫様の組み立てに





一人でコツコツと作業してくのって
ある意味修行やがな、、、
そんなふうに思い感じる
桃玄で御座います

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更新:2021年12月28日

お殿様の組み立て

今週からお殿様の組み立て開始!
12月ももう半ばです
凄く焦ってる桃玄で御座います



袴を履かせた木胴に
木目で胸部分の厚みを
作っていきます



お殿様の上衣の袖先を
折り曲げ着せ付けていきます



胸と肩部分にまた木目を入れ
肉付けをしていきます

この木目も廃業されてる所もあります
今購入可能の木目はこの胸元に入れる
作業が出来ません!
何んと申しますか、、、
材質が違うというか?
硬さが違うというか?
とにかく作業できないのです

なので今は昔に購入したものを
少しづつ大切に使ってます



木目の量が多すぎても
少なすぎてもいけません
良い加減が分かるまで
結構な年月かかりました



片方づつ手を曲げていきます





上衣の衿を付けていきますが
これがまた難しいといいますか、、、
大変ですね
細かいので



目が痛くなります

気が付けば息が止まってる
時があります



魚袋と石帯がまだ納品されてないので
作業はここ迄で止めていきます



出来るところから順にやっていきます!


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更新:2021年12月13日