有職お誂え雛人形工房 京人形司 京都桃玄(とうげん)
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正絹唐織 極上 殿

可能な限り本物に近いよう縫製をし着せ付けました
身頃の柄は四つ並んでます
身頃の裁断寸法の幅を少し増やしました
その分、袖の幅を少し減らしました

正絹唐織 極上 殿


この黄櫨染は前から見ても後ろから見ても
柄が上を向く様に織られています

正絹唐織 極上 殿


正絹唐織 極上 殿


袖部分は柄の配置と柄合わせも考えて縫製しました
普通は写真↓の様にミシン幅部分の柄が隠れます基本的に袖の生地は一枚で裁断し縫製するからです

正絹唐織 極上 殿


この黄櫨染と黒麹塵は手間を掛け柄を合わせました
ここ迄柄の事を考えて縫製し着せ付けてあるお人形は少ないと思います

正絹唐織 極上 殿


正絹唐織 極上 殿


釈迦紐は通常はこのような紐で作り取り付けます

正絹唐織 極上 殿


しかしこの黄櫨染と黒麹塵は本釈紐仕立てです
生地をよって細い紐を作り結んでいきます
とても根気を要し細かく大変な作業です

正絹唐織 極上 殿


正絹唐織 極上 殿


黒麹塵の柄は黄櫨染に比べ少し大きいので
身頃の寸法的に柄が横に三つ並ぶにが一番収まりが良と思います
真ん中の柄、おく身部分で柄合わせをしてあります

正絹唐織 極上 殿


足袋なんですが、、、ちょっとした遊び心です
「底」が有るっぽく縫製してみました
通常はこうなんです

正絹唐織 極上 殿


ちょっとラップで見ずらいかもしれませんね
写真を少し大きくして載せてみます

正絹唐織 極上 殿


手を爪きりのに取替え頭を付け完成です

正絹唐織 極上 殿


正絹唐織 極上 殿


黒麹塵は紫外線が当ると綺麗な紫になります

正絹唐織 極上 殿



近頃は「オリジナル」「私だけ」等のお人形をお求めになる
お客様も以前に比べて少しづつ増えています
同じ生地を使っても縫製に工夫を凝らせば
この様なお人形も出来ます

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更新:2012年10月09日

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