有職お誂え雛人形工房 京人形司 京都桃玄(とうげん)
プロフィル
〒604-8451
京都市中京区西ノ京輿岡町 25-19
TEL 075-462-7745
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< 2015年06>
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日曜日ですね

天気予報によれば貴重な梅雨の晴れ間みたいなので
朝一番から洗濯機をまわしました
特別用事も予定もないので
いつものように机に向かってました
釈迦ヒモを作ったり





釈迦ヒモとはお殿様の衿部分に取り付けるモノです↓



あとは「居」に”京都桃玄作”と
墨で書いたり





ハンコを押して折り曲げ糸で止めたり



出来るだけ目立たないように白糸で
止めていってます
目が辛いなぁ
生前母親が言ってました
「47歳の時にあれ?と思った」と
そう老眼のコトです
私も47歳
「あれ?」と感じているお年頃で御座います



話は変りますが
この前テレビでキノコ類は
乾煎りすると旨み成分が増すとか
で、今晩試しにしいたけでやってみました
凄いです
味、香り共に際立ちます
タマゴと一緒に焼き鶏の甘酢かけの脇に置いてみたのですが
凄い存在感です



試す価値ありです

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更新:2015年06月07日

「居」を本物のようにする?

お得意先さんからの依頼で
「本物みたいに」と、、、

基本的に業界全体にお殿様の「居」は
前から見るとこの様になってます↓



後ろはこの様になてます



本物の衣装はこの様に↓
だらりと長く床を引きずるものなのです



なのでお人形に取り付ける「居」の長さは
割合を考え縫製すると約一尺三寸の長さになります
これを”本物”みたいに取り付けると
飾りつけられなくなります



日本服飾史に載ってる絵のように
この居を折りたたみ取り付けるのが
一番良いのではないか?と
真ん中だけ白糸で止めてみました



裏側はこんな感じです



これを本物みたいに取り付けました



多分ですがこのように居を取り付けてるのは
私、桃玄のお人形だけだと思います

お客様の中には「他のと同じがいい」と
思われる方もいらっしゃるでしょう
そんな方は白い糸を外して
この様に”普通”の仕様にも出来るように作ってます



本物とか普通とか何だかややこしい話です
作ってる私も何がベストなのか
見極めが難しい時代に入ってきました

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更新:2015年06月07日