有職お誂え雛人形工房 京人形司 京都桃玄(とうげん)
プロフィル
〒604-8451
京都市中京区西ノ京輿岡町 25-19
TEL 075-462-7745
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< 2015年03>
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着せ込んでいきます

完成したお殿様の衣装を着せ込んでいきます





通常お殿様の衣装を木胴に着せる前は
袖口を三つに折り曲げます
曲げて着せ込んだモノがこちらです↓





今回のこの衣装は肩山とそれに似た肩山があります
多分通常通り着せた時の肩山の延長線袖口を三つに
折り曲げる事となろうとは想像していましたが
一応確認しなければなりません
頭で想像してたのと実際にやってみる事は
符合しないコトも多々ありますので



やっぱそうやなぁ 
と、通常通りに着せ付けました
が、、、
袖から身頃のかけてのラインに”ネジレ”が出ました
ま、それが本当の黄櫨染の衣装なんですが

しかし身頃長っ!
想像してたより長いわ~



下身はどうかと見てみると
身頃の幅が少し足りないようです
裁断寸法を両サイド二分づつ追加やね



この長~い身頃を通常私が作ってるお人形の寸法に
納めるには強引かつ大胆に攻めるのです!
職人らしからぬ言葉と思われるかも知れませんが
先ずやってみて思う「形」にする事が大切なのです
形になれば少しづつ洗練されていくものなのです



何とか手繰って手繰って
私のお人形の寸法位置に衣装にを納めることが出来ました





次は腕折りです
やはり身頃から袖にかけての歪みが気になります



第一間接を曲げました
うわ~、、、
歪みがもろに袖口に出てしまいました、、、
袖口が全く閉まらなくなってしまいましたね^^;

昔”宇宙戦艦ヤマト”に出てきた
アンドロメダって宇宙戦艦を思い出しました
船首に波動砲を二門備えたヤツなんですが
似てます
袖の開き具合が



修正きくか~これ~?

先ず肘を真直ぐ下に下ろして
袖外側の生地を番線に出来るだけ添う様に
強引に手を腹の辺りに持ってくるか?

こんなに難儀なん初めてやわ!

おぉ~
何とか形になりました
多分ですが五年前の私ならばお手上げでしたでしょうね



さて、また最初からです
今迄のはお習字でいうところの練習ですね
今度は店頭に並べられる位に精度を上げて
作っていきます

「邪魔くさくないのか?」って?
それが私の仕事です^^v























も、もうイヤ、、、

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更新:2015年03月06日

あんなコトやそんなコトもしつつ

在庫の木胴に衿を巻いたり







足袋や指ヌキを作ったり



足袋は小さいのでミシン目もかなり細かいです



で、本日はまた寸法出しへ
今回は実際に衣装を着せ完成迄をと
袴を履かせました





今回の衣装は今迄の作業とは全く異なると気付きました!
袖付けが短く大きく脇に隙間も存在してます
木毛が詰められへんやん、、、
これはもう一枚下に必要の様です
まぁ、ものになるのか否かは不明ですが
思いつく事はやっていかなければ
寸法みたなものは出せません!
上衣を着せる前に下衣の寸法をだしましょう

頭の中に大体の寸法を出して形にしてみます





首周りが少し大きいので切り込みを
少し狭めます



また衿を作って身頃に縫い付けます

木胴に身頃部分を合わせてみます



微調整を加えていきます
これで良しと思うと袖の寸法を出さし仕上げます



それを着せます



あ!単忘れてるぅ、、、
単の袖くらいなら直ぐに寸法はでます
それを取り付けます



そうこうしてると
”おかあさんといっしょ”がはじまりました
よく見てます
たくみおねえさんを



また生地に柄を配置していきます
邪魔くさいです
すご~く
邪魔くさいんです!



次に袖をと書き込んでいってたのですが、、、
ま、間違えたぁ
ミシン幅一分半ずれてる



やり直しました
が、ちょっと失敗しました
まぁこの程度は御愛嬌ってことで





和紙を切って張り込みを済ませ縫製なのですが
今宵はこのへんにしておこうと思います



昨夜は工事の騒音で寝不足気味なので、、、

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更新:2015年03月06日