有職お誂え雛人形工房 京人形司 京都桃玄(とうげん)
プロフィル
〒604-8451
京都市中京区西ノ京輿岡町 25-19
TEL 075-462-7745
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< 2012年05>
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ようやくサンプルの作成に

三月の終わりくらいから激肩こりのためにサンプルを作れずにいました
が、左肩のあちらこちらをイジクリたおして何とか動けるように
まだ痛みはありますが、、、
今回の様な痛みは初めての経験です
やはり歳を重ねるとマメに体のメンテナンスが必要なようです

何とかお姫様の衣装を着せつけました




このお姫様は少し変わった形で仕上げます
「手」を見て頂ければわかると思います
左右対称の形ではありません
今までのお人形では扇を開けた状態で持たせます
このお人形は扇を閉じた状態で持たせます




扇も持たせられるように小道具やさんに薄く仕上げてもらいます
写真(上)はまだ色付けされいない状態の物です
このサイズで良いか否かを確認
厚みが出ないように中の素材の枚数を減らしてもらいました
写真の下の扇が本来の大きさです
サイズの割に厚みが有ります




先ずは扇を開いた状態で持たせる形に仕上げます
多分、この基本の形に仕上げてから動きを付けた方が良いと思います
この扇を閉じた状態で持たせる形は作った事が無いので




あぁ、、、
上手く扇を持たせられません
依頼された業者の方に連絡をとって確認しました
「根本的に手折りを変えなければなりません」と
肘の位置がもっと下にして脇を思いっきり絞らなければならないのです




「扇の花の部分を左手に乗せるようにお願いします」
そのようにお返事を頂きました
写真の扇は加工前のサイズサンプルの状態の物です
花、五色の糸も付いてません
左手に花が乗る感じで手の角度を調整してみました
こんなもんやろなぁ




正直あせりました
もし肘の位置を下げて脇を閉めてほしいと言われたら
木胴から寸法を変えなければならなかったからです
そうなると袴も?

この裳はかまは手描きです




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更新:2012年05月03日