有職お誂え雛人形工房 京人形司 京都桃玄(とうげん)
プロフィル
〒604-8451
京都市中京区西ノ京輿岡町 25-19
TEL 075-462-7745
オーナーへメッセージ
< 2011年12>
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
過去記事
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 2人
QRコード
QRCODE

マネキも自分で書きます



私が一番苦手なお習字ですface07
一枚一枚手書きです。
これがとても時間がかかる作業なんですぅ。
 
この本が私の習字の先生です!

 



ここだけの話なんですがぁ、、、
私は習字の基本が何も身についてません。
この本に載ってる文字で私が書きやすそうな書体を組み合わせて私の「字」を作ってます。
何とか見れる文字をと今も模索しています。



墨で文字を書いていきます。
墨がにじまないようにチョークを薄く塗っていきます。



タオルでしっかりチョークを伸ばし余分なチョークをはらいます。
チョークの細かい粒子が木の木目に入り込み墨をにじみにくくしてくれます。

 

板を作札の大きさ分切抜きはめ込める様に作りました。



板に作札をはめ込み左側から書き始めます。
本来であれば右側から書き始めるのですが私は手を浮かせて書けません。
手が乾いていない墨に触れたりすれば破損になりますので。
 


左側から書いていきます。



文字と無地のバランスがとても難しいです。
 
決して上手な字ではありませんが丁寧に書いてます。

丁寧過ぎると墨がにじんでしまいますにである程度のスピードが必要です。

紙に書くのではなく木に書くのは難しいです。



余談では御座いますが、もう本格的に冬でございます。
この時期はやはり鍋でございます!

 

白菜などを適当にほうり込み熱を加えれば出来上がりです。
 
以前、テレビて「深夜食堂」なる番組で赤いウインナーを食べているリュウちゃんを見ました。
何とも美味しそうなのでタコの形で焼いてみたのですが、これが美味しいので御座います!
私は最後にケチャップを絡め少し焦げたら完成です。
お試しあれ。



先日なぜか里芋を食べたくなりましてイカとともに購入しました。
何年ぶりでしょうか?里芋って。
美味しゅう御座いました。

味付けはたいがい醤油、料理酒にみりんとショウガを使えば美味しく出来上がります。
 
煙草を止めてから食べる事が楽しくなりました。
そのお陰でウエストが大変なことになっておりますICON62 

更新:2011年12月28日

頑張ってます!



どんどん組み立てていってます! 



どんどんと作ってます。



今、組み立てているお人形は大正時代初期に実在したものです。
 


返し衿(赤色で菱形の文様の生地部分)も光沢のある横糸を使用して特別に織ってもらいました。
 




手を付け替えた後、最後に扇を持つかを確認します。
遠い昔に「扇を持たない!」とクレームがありましたので。
それからは必ず扇を持つか否かを確認しています。
 

更新:2011年12月13日

修理の依頼



よくある依頼です。
お姫様の右手小指が折れたとの事です。
が、この手が、、、無いのです!
このお人形は私が師匠、先代京都桃玄に弟子入りする頃の物です。
今は取り扱っていないサイズのお人形です
 


今から注文しても時間がかかる可能性もあります。
ん~、、、。仕方ありません。
在庫の京都製の「爪きり」の手をつける事にしました。
はっきり言って大サービスです!
 
多分ですがこのお人形は23,4年くらい前の物だと思います。
大切に毎年、飾って頂いているとの事。
”これかも宜しくお願い致します”との思いを込め京製の手と取替えさせて頂きました。


 
長年の間、重力で殿様の袖のふくらみが失われていました。



袖のふくらみを作りスチームを当て型を付けします。
シッカリめにスチームをしました。
ので暫くの間、完全に乾かすために扇風機で乾燥させました。
ドライヤー等の高温で乾かすと生地等を傷める可能性があるからです。
多分、大丈夫だとは思いますが念のために。

髪も少しハネてる部分があったので、薄~くした糊で押さえました。
 
これで修理完了です。 
  

更新:2011年12月01日